こういうのってオモシロイ

偶然なのか、はたまた…

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◆毎週木・金は週刊誌の宣伝物制作の仕事をしている。雑誌発売日の朝刊の下部に掲載される広告。事件が起きて記事が差し替えになると、宣伝物の内容も連動して変更になる。先週末は「川島なお美の訃報」がそう。

◆先週の場合は、すでに別の内容の川島なお美の記事があり、その部分の差し替えだったから大事に至らず(大事になったほうが雑誌としてはウェルカムなんだが)、夕刻には作業完了となった。と、ここまではイントロ。

◆月の半分くらいかな、帰宅途中でBOOK OFFに立ち寄るのは。興味をそそられる、メモに書かれている、「あっ、これは…」とおもう本などを、将来性と価格を吟味して購入するのが習慣になっている。で、今回買ったのが上の写真。

◆夕食後パラパラと読むというか見るというか、を始めるのだが「活字ビッシリ文字だらけ」でないこともあって、思いのほか進んでしまった。で栞代わりになにか…とおもって探すとはさまれていたのが下の写真「新刊案内」。その中の川島なお美の著書。内容的には興味なしだが写真入りだ。

◆いやおうなしに数時間前に差し替えた記事「ガン急逝・川島なお美」を思い出してしまう。買った本の発行日は平成23年、4年前だ。本はUSEDで、新刊案内などは読む上で邪魔になるから大体は捨てる。売った人が挟んでおいたからこそ、僕の手元にやってきた。

◆4年間捨てられずに本にはさんであったチラシ、その新刊案内に載っている川島なお美の元気そうな笑顔の写真、4年後の数時間前に差し替えた川島なお美の死亡記事、その作業を終えた帰り道の古書店でのたった1冊の本の購入。これらを一本の線で結んでみても「偶然性」以外にキーワードは見つからない。ロートレアモンまっ青ではないか。

で、タイトルの「こういうのってオモシロイ」となるわけだ。