「音楽本」大好き:1

「音楽好き」だけど「音楽に関する本」も捨てがたい。けど…

◆古市やBO、街の古書店などで本を物色するのが楽しみの一つだ。いや、麻雀を除けば唯一最大と言ってもいいかも。興味のジャンルは多岐にわたるが、理系はかなり少ない。特に「音楽関連本」にはついつい手が出てしまう。

◆音楽は作曲家や演奏者の事典、歴史を除けば(楽器の歴史等もオモシロイ)、百人百様の感想や解釈がありうるだろうし、評する対象を表現するのが「言葉」だけでしかないから、なおさらヤッカイなことになってくる。そこんとこがまた、オモシロイのだ。

◆誰でもなんとでも、書きたいように書ける。以前チョン・キョン・ファのメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」を聴きながら「これは細腕繁盛記だな」と言った人がいたが(僕ですけど)そういうのも大有りだと思う。

◆前回書いた記事の取っ掛かりも、音楽関連書だった。何度か新聞の切り抜きを紹介した(まだ続きますが)ネタもやはり音楽関連。『すべては音楽から始まる』という本もあったみたいだが、これは持っていないし読んでもいない。内容のかけらも知らないが、なんだか「ちょっと読んでみようかな」なんて思わせるタイトルだ。

このテの本にはくれぐれもご注意

◆以前アメブロにも似たようなことを書いたが、僕は大きな本屋や古本屋に行ったら、大抵は音楽関係と美術関係の島に寄ります。10回行って1回くらいしか買わないけど、とにかく時間を忘れるコーナー>であることは確か。置いてある本は高価なものが多いから「あっ、これ欲しい」は毎回。でも中身をざっと見てガマンしちゃう。中でも音楽関係、特に音楽CD(レコードも)紹介の本、なんであんなに多いのかいつも不思議に思う。

◆業界のことには興味ないが、「これを聴け」「私の名盤」「入門××」「ここが聴きどころ」「ナントカカントカ決定盤」等々新刊・旧刊あわせてどれだけあるんだろうか。特にJAZZ関連はイヤというくらい多い。それも同じ人が手を変え品を変えよくもマアって感じ。誤解を恐れずに言えば、ほとんど使いまわしや焼き直しでしょ。そのうち暇なときどれだけダブってるか検証してみたいと思ってる。

◆おまけにヤフオクなんか見てると「○○氏の本で紹介」なんて惹句に使われたりもしている。「○○が本で取り上げた?だからなんなんだヨ」と思わず毒づきたくなってしまう。耳から入る前に頭から(知識から)入る。音楽を聴いた感想はうまく表現できないけど、本に書いてあった周辺情報は薀蓄として披露できる。予備知識なしで手当たり次第にCDを買って失敗(?)するのがこわい。無駄なお金を遣わず効率よくマニアになりたい(マニアぶりたい)。そんなトコなのかな。

◆そういえばエッチ関係本でも同じような傾向ってあるような、ないような。マ、商売だから仕方ないか。林家三平だって(ちょっと例えが古いけど)飽きもせずおんなじネタやってて今じゃ「伝説の噺家」みたいに祭り上げられちゃうくらいだから。(当代の三平はもっとひどい。見てるほうが恥ずかしくなる)テレビ的にはOKなんだろうけど。

◆薀蓄をかたむけるときは、くれぐれも周囲にご注意を。もっとすごい人が聞いてるかもしれませんよ。