大事にしていた新聞キリヌキ

「大事にしていた新聞キリヌキ」2

人生の仮免どころか、まだテキストもなく試験勉強も始めていない中学生。配達される新聞の記事なんぞ見向きもしなかったのが、洋楽への興味から少しずつ変化していく。時事には無関心だったが切り抜き・スクラップを中心に「文化欄」なんかも読むようになる。特に洋楽関連の記事は見逃さなかった(のだとおもう)。

 

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とにかく時間だけはタップリあった。だから興味の「指針」が指し示す方向にあると思えるものは、片っ端から「広辞苑」「研究社英和辞典」を引いたりしながらメモをとり、蓄積していった。(約半世紀が経過してもまだ似たようなことをやってる! 進歩してねーな)誰に強制されたわけでもないのに、ただそうしているのが楽しかったのだと思う。

「切り抜き」からは離れ、記憶の時間差もあるが、JAZZミュージシャンの名前を英和辞典で引いて遊んだりもした。これが結構オモシロかった。また、神保町までは家の前から都バスで1本だったので、古本街なんかへも時折遠征した。何かを購入した記憶はない。近所にも古本屋はあるにはあったが、興味を惹かれるものがほとんどなく1~2度でパス。

 

切り抜きの中で、傍線がひいてある部分は事典などで調べ、書き取ったもの(のような気がするが、定かでない)。